ファニじろうのヤバ解

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教育への暴論的ヤバ解 (1) 学校に部活って必要? 

こんばんは。ファニじろうです。

 

子どもが三人もいると、学校の話がちょこちょこ聞こえてきます。うちはひとりが高校生、ふたりが中学生です。すべて公立の学校です。

じぶんが子どもの頃は、もう30年もまえ。そして住んでいる地域も違うので、とうぜん「ずいぶんと違うな」と思うことがあります。いっぽうで、いまだに「変わらないな」、と思うことも多々あります。

 

しかし、困ったことに、変わったところも、変わらないところも、だいたいは「悪い」ところです。

「コレだけはバツグンに良くなったな~」というものは、どうでしょう……「冷暖房完備」の学校が増えたことくらいでしょうか。あとは、だいたいが悪くなっているか、悪い慣習がそのままになっていると感じます。

 

ということで、学校生活を16年プラス2年、かつ、子どもたちを足せば、12年と9年と8年で合計47年(ゆで理論)の私が教育改革(?)を提言したいと思います。

まずは部活について。

個人的にはいまのかたちの部活動は不要だと思っています。

 

部活動である必要

部活は中学と高校であります。これ、必要あるんでしょうか。

と、言うとたぶん、部活動が好きな人からは反論されるでしょう。好きでやっているのに、部活がなくなったら、やることができない、と。

 

うーん。本当にそうでしょうか?

それが運動部であれ、文化部であれ、部活動がないとできないことなんて、あるのでしょうか。

 

まず、部活ではなく、同好会だっていいわけです。単純に楽しむことを目的に活動するなんて、いいことじゃないですか。

努力と根性で上達し、大会等で結果を出すことがすべてではありません。なにも部活動を名乗らなくても、その活動自体はできるはずです。

大学生なんて、同好会とサークルだらけで、ほとんどの人は部活に入りませんよね。

 

将来はプロになりたいのなら、その場合は私立にいくか、地元のクラブチームに入ればいいんではないでしょうか。

「私立にいくお金がない」

「うちは田舎だからクラブチームなんてない」

という意見もあるかも知れませんが、これはまた別でお話したいと思います。

 

なぜか強制

 なにより問題なのは、部活動に入るのが強制であることです。

以下にスポーツ庁がしらべたデータがあります。

運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン作成検討会議(第4回) 配付資料:スポーツ庁

平成29年に中学校の校長先生に聞いたアンケートで、「部活は強制にしているか」という設問です。

【公立中学】・自由:66.7% ・強制:30.4%

という結果がでています。

こう見ると、強制しているのは少数派のようです。ですが「校長」に聞いたということで、ちょっと疑わしくありませんか(;^ω^)

 

なお、さらに上記を都市部と地方に分けると、

【都市部】 ・自由 80.6% ・強制 17.2%

【地方】 ・自由 54.7% ・強制 41.7%

地方だとかなり強制的ですね。

私も、嫁さんも、そしてうちの子どもも、部活には強制的に入れ、と言われました。上記のデータよりも体感としては強制は多いように思います。

これは推測の域をでませんが、建前は自由としつつ、実際は強制にしている……ということはありませんかね(;^ω^)

 

ブラック企業の温床 

また、部活動は上下関係が厳しいです。上級生にペコペコし、野球部なら1年生の頃はおもに球ひろい。どうでしょうか、もう21世紀なんですけど、古すぎませんかね?

 

社会に出たとき、目上の人に対しての礼儀が身につく、という人がいるかも知れませんが、その考え方、いまの時代だとハラスメントの温床になりませんでしょうか?

上の人間には逆らえない。できないのなら居残り。できていても朝練。休みなし。

うーん(-ω-;) ブラック……

 

日本にブラック企業がはびこっているのって、学生時代の古い軍隊みたいな意識が残った部活が影響しているからじゃないでしょうか。

日本の先生は軍隊とか戦争がキライなはずなんですが(;^ω^)

 

だれが部活をやりたがっているのか?

 ブラック企業といえば、学校の先生の労働環境がとても悪い、ということで新聞などで話題になりました。

とにかく先生はいそがしい。

担任をもち、授業をおこない、放課後に部活の顧問として練習を見届ける。そのあとは、翌日の授業の準備もありますし、先生の会議もあったり、テストをつくったり、採点をしたり。

 

とくに負担になっているのが部活動の顧問なんだそうです。

知識も経験もない部活の顧問を任されることだってありますし、土日までつぶれますからね(;^ω^)

とくに若い先生などが部活の顧問をおしつけられがちで、年配の先生などに頼まれると断りにくいんだそう。

うーんブラック(-ω-;) 

 

先生がやりたくないのに、生徒に強制する。なんなんでしょうね、これは。

本当にみんな、部活がやりたいんでしょうか。

部活、やめてしまえば良くありませんか?(;^ω^)

 

そもそも先生は部活で何やってるの?

 顧問にしても、先生はきちんとした資格をもった指導者でないことがほとんどです。先生がその部活の経験者でなかった場合、子どもたちに、いったい何を教えるのでしょう。

多くの場合、見ているだけです。見ているだけならまだ良くて、子どもに任せて、顔さえださない先生だっているでしょう。

もし先生がきちんと監督できないなら、やっぱり部活なんてやるべきではありません。

 

たとえば、もし先生が不在のときに、部活中に事故があったら、いったい誰が責任をとるのでしょう。

じつは多くの場合、責任の所在をあいまいにしています。しかし、これも考えてみれば、おかしな話です。部活にはけっこう激しいスポーツもあります。部活中の死者は年間10数人でてるのに……。

ちゃんとスポーツをやるなら、やっぱりきちんとした指導者のもとでないと、意味がないばかりでなく危険です。

 

結論:部活はいらないじゃない?

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というわけで、いまのかたちの部活動は不要だと思います。

 

なにかしらをやるなら、もっとゆるく、もっと楽しむことを最優先するべきです。どうせそれで将来プロになることはありませんから。生涯にわたって、楽しむ方法を学ぶほうがはるかに有益です。

 

楽しむことが優先ですから、たった1年や2年先に生まれただけで神のようにふるまえる軍隊のような上下関係は不要です。

サッカー日本代表の選手を見ていて、年齢に差があるのに、ずいぶんフランクだな、と思ったことはありませんか?10歳以上年上の選手にむかって下の名前でクン付けで呼んでいたりします。

世界で結果をだしている選手たちにとって、先輩後輩の礼儀なんて無意味なのだということが良く分かりますね。

 

ただ今のかたちの部活動に青春をささげたい、という子どもたちもいるでしょう。

その場合についても、ちょっと考えがありますので、また別のところで述べたいと思います。