ファニじろうのヤバ解

世の様々なヤバイ最適解をさぐる……のがゆくゆくの目標

キングオブコント2019を採点してみた (ネタバレあり)

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こんにちは。

ファニじろうです。

 

9月21日(土)にキングオブコント2019が放映されました。

けっこうお笑いは好きなのですが、ブログのネタにわたしも採点をしてみることにしました。

採点するにあたってはルールを自分に課しています。

 

【わたしが採点するときのルール】

・テレビの審査員の点数を見ないで採点をする。

・一時停止などせず審査員と同じ時間内で採点する。

 

この2点のみ。

というわけでやってみました。

 

うるとらブギーズ

 一番手は「うるとらブギーズ」。わたしははじめて見るコンビです。

結成11年目。八木さんと佐々木さんというお二人ですね。

ネタは催眠術師と、相手がしゃべっていることをほぼ同時にしゃべってしまう人「カシモトさん」のネタ。どうやら催眠術ショーか何かの最中のようです。

 

かなり斬新な設定のネタですが、途中に笑いどころがしっかりと配置されています。カシモトさんの内気な感じとクセとのギャップがいいキャラになっていて素晴らしい。

とくにすごいと思ったのは、催眠術ショーの観客の雰囲気が、カシモトさんの声を通じて伝わるようになっていることです。そこもしっかり笑いどころになっていて、実に面白い。オチはやや弱めですが、ハッピーエンドでキレイに収まっているのが良いとおもいました。

 

これがトップバッターというのは、吉とでるか、凶とでるか。

 松本さんが「トップらしくないトップ」と言いましたが、まさにその通りと思いました。

わたしの採点は95点と高得点をつけました。

ほかの審査員もいきなり良い点をつけています。

 

【採点一覧】

設楽 90

日村 95

三村 95

大竹 92

松本 90

――合計 462点

ファニじろう 95

 

 

ネルソンズ

 キングオブコントなどの賞レースでは常連になりつつありますね。

和田さんのキャラが強烈でいいですよね。

ネタは野球部のネタです。

 

和田さん演じる部員のクズっぷりが良い味をだしています。

コントらしいコントで安心してみていられます。いちばんの笑いどころは終盤で和田さんがキレるところでしょうか。

とはいえ、この流れだとちょっとスタンダードすぎるかな、という印象です。

 

ファニじろうの採点は90点です。

審査員の方々もおなじみたいですね。

 

【採点一覧】

設楽 90

日村 90

三村 90

大竹 90

松本 86

――合計 446点

ファニじろう 90

 

 

空気階段

このコンビもはじめてみました。丸っこい見た目の「鈴木もぐら」さんと、細くて神経質そうな見た目の「水川かたまり」さんというお二人。

タクシーのネタでした。

 

冒頭は運転手さん役の鈴木さんの滑舌が悪いようで、ボケがよく聞き取れませんでした。また、突拍子もないボケを言うタクシー運転手のネタといえばすぐに「千鳥」の「ヨダレダコさん」が思い浮かびます。あれ系かなー、と期待がしぼみます。

 

ということで、あまり期待せずに見ていましたが、中盤から展開がガラっと一気に変わります。

えっ?えっ?というまにどんどん引き込まれます!

序盤のボケが、じつは伏線になっていて、それがつぎつぎに回収されていきます。

構成もボケもすさまじいキレ味に変わります。これが本当に素晴らしい!

 

わたしは大満足で、トップバッターだった「うるとらブギーズ」を上回る97点をつけました。それぐらい爆発力があったと思います。次のネタもぜひ見てみたい!

 ところが、審査員の採点はあまり伸びない模様(;^ω^)

 

【採点一覧】

設楽 87

日村 88

三村 88

大竹 90

松本 85

―― 合計 438点

ファニじろう 97

  

 

ビスケットブラザーズ

 これもはじめてみるかたです。番組だとあまり情報がありません。

記憶をなくした男女が再びめぐりあう、というような内容のネタです。

 

ちょっとシュールなネタですね。でも、正当な笑いの要素もちりばめてあります。全体を通しては男女の恋愛をテーマにしていて、じつはけっこうロマンティックですてきな話です。

ただ、わたしはなかなかこの世界観に入り込めませんでした。大きな笑いどころがなかったのもちょっとマイナスかもしれません(-_-;)

 

わたしの採点は89点としました。

審査員も同じくらいですね。

 

【採点一覧】

設楽 89

日村 90

三村 90

大竹 88

松本 89

―― 合計 446点

ファニじろう 89

 

 

ジャルジャル

 説明不要でしょう。キングオブコントにとどまらず、M-1グランプリでもおなじみですよね。独特のネタはいつも非常に完成度が高いです。

今回は野球部のネタ。遠く離れると話す言葉が英語に聞こえる先輩の話。

 

発想もすごいですし、これを成立させられる技術もすごい。

近くでは日本語で話し、離れると英語になるというのをうまくやらないとダメなわけで、これは大変な練習が必要になるでしょう。

笑うやら、感心するやら。さすがはジャルジャルというコントでした。

ただただ素晴らしい。

 

わたしはここまでで最高の98点をつけました。

審査員もなかなかの高評価のようです。

 

【採点一覧】

設楽 92

日村 93

三村 89

大竹 90

松本 93

―― 合計 457点

ファニじろう 98

 

 

 

どぶろっく

こちらも説明不要ですね。歌ネタで有名です。わたしは「あらびき団」の頃から大好きでした(;^ω^)

ですが、コントとなるとどうなるんでしょうか。

今回のネタは薬をさがす農夫と神様の話。

 

ええっと、これはなんといったらいいか(;^ω^)

いい意味でいえばどぶろっくらしいですね。ただこれをコントといっていいのか。

歌も上手ですし、会場もウケてたし、わたしもクスッときてしまいました。もともと好きですからね。

 

うーん。キングオブコントとしてはどうかな、ということで点数は若干ひかえめになってしまいました。92点です。

でも審査員の評価はすごく高いですね。まあ純粋に面白かったというのが良かったんでしょう。

 

 【採点一覧】

設楽 93

日村 96

三村 98

大竹 97

松本 96

―― 合計 480点

ファニじろう 92

 

  

 かが屋

 若手で実力を評価されているコンビですね。わたしも名前だけは聞いたことがあります。「が屋」ではなくて「か屋」のイントネーションで呼ぶんですね。

 今回のネタは喫茶店で彼女を待つ人と店員のコント。

 

暗転をくり返すことで、過去と現在の出来事を行き来するのがうまく表現されていて、これには感心しました。「蛍の光」がとても切ないですね(;^ω^)

ただ、笑いという点でいくとどうだったんでしょうか。また、彼女を待ち続ける男性というネタもとくに目新しいものはありませんでした。

 

ということで、私の点数もちょっと低めに91点としました。

審査員もあまり高得点はだしていませんね。設楽さんは94とかなり評価されています。

 

【採点一覧】

設楽 94

日村 89

三村 87

大竹 88

松本 88

―― 合計 466点

ファニじろう 91

 

 

GAG

 コントが高く評価されている実力派の三人組ですね。三年連続のファイナリストというのがそれを証明しています。

ネタは新しく結成した男女のお笑いコンビと、その女芸人の彼氏という話。彼氏は公務員でとてもマジメという設定。

 

正統派的なコント、笑いどころもバッチリ。意外性もあって、非常に良かったです。ここまで見てきたなかでは最も完成度の高いコントだったように思いました。

 

わたしはジャルジャルと同じ98点をつけました。

審査員もまずまずの評価のようでした。

 

【採点一覧】

設楽 92

日村 88

三村 92

大竹 93

松本 92

―― 合計 457点

ファニじろう 98

 

◆途中経過◆

この時点で480点で1位の「どぶろっく」の勝ち抜けが決定。

2位が462点で「うるとらブギーズ」。

3位が457点で「ジャルジャル」「GAG」が並んでいます。

 

 

ゾフィー

キングオブコントは2年ぶり2回目のファイナル出場とのこと。わたしは名前に見覚えあるくらいの認識(;^ω^) ただ面白かったという印象はのこってます。

今回は腹話術師の謝罪会見と記者というネタです。

 

腹話術の人形の表情が面白く、言動とあいまっての面白さがあります。

わたしはなんとなく展開が読めてしまって、そこまでハマれませんでした。

また、腹話術がすごく上手かといえば、それほどでもないというのも(;^ω^)

 

ネタは面白いのですがマイナスなところもあり92点としました。

審査員の評価も悪くはないですけど、上位をおびやかすにはいたらず。

 

【採点一覧】

設楽 90

日村 90

三村 89

大竹 91

松本 92

―― 合計 452点

ファニじろう 92

 

ここで2位の「うるとらブギーズ」が勝ち上がり。

 

 

わらふじなるお

最後に登場です。3年連続ファイナリストとのこと。なかなか普段はみかけることないですねえ(;^ω^)

ネタはバンジージャンプ

 

シチュエーションは特別なものではないのですが、ボケがしっかりしていて、ツッコミも切れ味が良いので、漫才コントのようなテンポで笑えるので心地いいですね。

ただ、コレ!という大きな笑いがないので、ハイレベルな大会の中ではどうかな、というところでしょう。

 

わたしは93点としました。

審査員も口々に言っていましたが、正統派のネタが最後というのがちょっと運がなかった感じですねえ。

 

【採点一覧】

設楽 87

日村 87

三村 88

大竹 87

松本 89

―― 合計 438点

ファニじろう 93

 

ファーストステージ終了

 

10組がネタを終えたところで、同点3位が「ジャルジャル」「GAG」の2組いたので、決戦投票になりました(◎_◎;)

 

設楽 ジャルジャル

日村 ジャルジャル

三村 GAG

大竹 GAG

松本 ジャルジャル

 

バナナマンジャルジャル、さまーずがGAGってことですね(;^ω^) ということで選ばれたのは「ジャルジャル」でした。

うーん、私は同じ点数をつけていたので、時間までにどちらかを選べませんでした。

 

最終的にセカンドステージに勝ち上がったのが

 

1位 どぶろっく 480点

2位 うるとらブギーズ 462点

3位 ジャルジャル 457点

 

となりました。

ファーストステージの点数とセカンドステージの点数の合計がもっとも高い組が優勝になります。

 

 

セカンドステージ ジャルジャル

家でくつろぐ男性とドロボウが鉢合わせてしまうネタ。

 

わたしはこのネタをどこかで見たことがあります。

ドロボウは家主の知人であると思いこませるようごまかそうとしますが、でまかせを言ってもすべて偶然に正しい答えになるため、ドロボウのほうが驚いてしまう、という流れ。

 

ですが、こんなオチだったかな(;^ω^)

ちょっと怖いオチで、終わったあとは会場がシーーーンとなっていました。

なぜこのネタを選んだんでしょう……。

 

わたしは88点としました。

審査員もちょっと困惑気味だった模様……。

【集計一覧】

設楽 90

日村 90

三村 88

大竹 90

松本 90

―― 合計448点

―― 総計905点

 

 

セカンドステージ うるとらブギーズ

サッカー日本代表戦の実況アナと解説とのやりとりのネタ。

試合とは関係ない話で盛り上がっているあいだに、試合が進展してしまい、ゴールなどの決定的瞬間を見逃してしまう、というもの。

 

いいネタですね。1本目とは全然ちがう雰囲気なので、いろいろなネタができるコンビなんですね。とても良かったです。

 

ジャルジャルのネタの後だっただけに、さわやかに明るい雰囲気が引き立ちます。

94点としました。

審査員も一様に高評価でした。

【採点一覧】

設楽 93

日村 92

三村 93

大竹 93

松本 92

―― 合計 463点

―― 総計 925点 (暫定1位)

 

 

セカンドステージ どぶろっく

きこりと神さまのネタ。

ファーストステージと基本同じ。まあ何もいうことはありません(笑)

自分たちを貫いたスタイルは、まあ尊敬に値するのかも知れません。

 

わたしは90点としました。

【採点一覧】

設楽 94

日村 90

三村 89

大竹 91

松本 91

―― 合計 455点

―― 総計 935点 (1位)

 

というわけでどぶろっくの優勝となりました。

どぶろっくのお二人、おめでとうございます。

というか、優勝するとは思わなかった(笑)