知っていると得する?読書感想文の裏ワザ 読書感想文の書き方(1)
こんばんは。ファニじろうです。
夏真っ盛り。
子どもたちは夏休みを満喫していることでしょう。
でも、楽しい夏休みにつきものなのが宿題ですね(-_-;)
なかでも強敵なのが読書感想文です。私も子どもの頃はとても苦手でした。
私の子どもたちもなかなかに苦手なようで、毎年苦戦していました。
そんななか、私が子どもたちにアドバイスして効果があった裏ワザをご紹介します。
読んでも「なんだ、そんなことか」と思ってしまうくらいちょっとしたことです。
でも、意外にも子どもたちはそんな基本を知らないことが多いのです。
だって学校で読書感想文の書き方なんて教わらないんですから(-_-;)
というわけで意外と子どもが知らないコツを3点ご紹介します。
これを知っておくと、いざというときに役に立つかも!
いきなり原稿用紙に書かない
まずは下書きを別の紙に書きましょう。
大人なら当たり前のことに感じますが、子供たちは、授業でいつも提出する用紙に直接書いているので、その習慣でついつい、いきなり原稿用紙に書き始めてしまいます。
いちど提出の用紙に書いてしまうと、書き直そうにも、長文の場合は消しゴムで消すのは大変です。つい力が入って原稿が破れてしまうこともあるでしょう。
なので、かならず別の紙に下書きを書きます。
下書きなら、削除したい文章も二重線を引くだけで済みますし、付け足すのもわきに書書き足すだけでオーケー。消せるボールペンで下書きをかくのも良いですね。
あとで清書をすることになるので、二度手間と感じてイヤがるお子さんもいるでしょうが、結果として下書きをしたほうが効率がいいので、ぜひ説得してください。
改行・一字下げを意識する
読書感想文は提出する枚数のノルマが課せられるものですが、しっかり改行して、文頭を一字下げするだけで、枚数をかせぐことができます。
これも当たり前のようですが、文章を書くことに慣れていないお子さんは、改行せずにギチギチに書いてしまうことが多いです。
改行があるほうが読みやすくもなりますので、一石二鳥ですね。
また、書き尽くしたのに、ノルマまで少し足りない、という時には改行できる余地が残ってないか見直してみましょう。ちょっと強引でも改行と一字下げをするだけで、数行をつくることができるはずです。
カギカッコを使う
先ほどの改行を意図的に作り出す方法です。
作文のルールとして、カギカッコ「」でくくられた文章の次の文は、かならず改行しなければなりません。これを利用して枚数をかせぐというテクニックです。
極端な例として「こち亀」の両さんは、子どもの頃、作文では点呼をとって枚数をかせいでいた、という話が出てきます(コミックスの欄外の企画でしたが)。
だいたい以下のような感じです。
「番号!」
「1!」
「2!」
「3!」
……と、とりあえず3でやめておきますが、10人いたら10行かせげます(笑)。ちなみに、両さんは点呼の声が小さい、と言ってやり直しをさせていました。
「うーん、声が小さい!もういちど!番号!」という具合に(;^ω^)
ここで言いたいのは、両さんのマネをして点呼をとることではなく、文中にうまくカギカッコを入れるということです。
分かりやすいのは本に出てくる登場人物のセリフですね。
さらにカギカッコでキーワードを書き出す、というやり方があります。特に強調したい言葉を入れると、行をかせげるだけでなく、文にメリハリがうまれます。例えば、『走れメロス』冒頭の、
「邪智暴虐」
なんてインパクトありますよね。たった四文字ですが、それで1行かせげるうえ、文にリズムをつくることができます。
ただし、両さんの例もあるように、多用は禁物です。先生に注意されて、書き直し再提出にならないよう気をつけましょう。
以上3点をご紹介しました。
基本的なことから、ちょっとズルい(?)テクニックまで。
これでちょっとでも読書感想文のお役に立てればさいわいです。